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技術者ブログ

クラウド型WAF「Scutum(スキュータム)」の開発者/エンジニアによるブログです。
金床“Kanatoko”をはじめとする株式会社ビットフォレストの技術チームが、“WAFを支える技術”をテーマに幅広く、不定期に更新中!

2011年8月

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Scutum開発者/エンジニアによる技術ブログ WAF Tech Blog
▼ 2011年8月 アーカイブ

Amazon EC2のAvailability Zoneの名前はアカウント毎に違う

2011年8月29日

はじめに

先のエントリにて、EC2のデータ転送と課金の関係についてまとめました。EC2では、同一のAZ内に存在しているインスタンス間でのデータ転送は、プライベートIPを使ったものについては課金されません。

Scutum(スキュータム)はSaaS型のWAFなので、お客様のウェブサーバとScutumのWAFインスタンスの間にそれなりの量のトラフィックが発生します。そのため、この課金されないトラフィックをうまく使いたいと考えていますが、ここに落とし穴が潜んでいました。実は、EC2でのAZは、アカウント毎に指している実体が異なることがあるのです。


(クリックで拡大します)

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Amazon EC2のデータ転送量と課金まとめ

はじめに

クラウドサービスの代名詞でもあるAWS(Amazon Web Services)が待望の東京リージョンを開設してしばらく経ちました。我々Scutum(スキュータム)はSaaS型のWAF(Web Application Firewall)サービスであるため、AWSのEC2のようなIaaS型のインフラ上に積極的に展開をおこなっています。本エントリではその際にポイントとなる、EC2でのデータ転送量への課金について調べてみました。


(クリックで拡大します)

このエントリの内容はオフィシャルのウェブページやインターネット上の情報を元にしたものであり、実情と異なっている可能性もあるのでご注意ください。また、価格は東京リージョンのものとなっています。

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PHP環境で発生するMongoDB Request Injection攻撃

2011年8月 3日
市川 (@cakephper)

はじめに

SaaS型WAF「Scutum(スキュータム)」では、最近バックエンドのDBにMongoDBの導入を進めています。私も個人的にPHPのフレームワークであるCakePHP向けにMongoDBを扱うプラグインCakePHP-MongoDB Datasourceを開発し、公開しています。
https://github.com/ichikaway/cakephp-mongodb/

今回は、PHPからMongoDBを扱う際の注意点として、RequestInjection攻撃に関して書きたいと思います。この問題は、phpマニュアルのMongoドライバーの章でも扱われています。
この記事では、はじめにPHPでMongoを操作する方法、PHPの基本を書き、最後にInjection攻撃の仕組みと対応方法を書きます。

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