技術者ブログ
クラウド型WAF「Scutum(スキュータム)」の開発者/エンジニアによるブログです。
金床“Kanatoko”をはじめとする株式会社ビットフォレストの技術チームが、“WAFを支える技術”をテーマに幅広く、不定期に更新中!
技術評論社 Software Design 2014年3月号でScutumが紹介されました
ScutumがSoftware Disignで紹介されました
筆者はもう15年近くプロキシサーバを作り続けている「自称串職人」なので、つい先日発売になったSoftware Design 2014年3月号に「プロキシサーバの教科書」という特集があると知ったときには、必ず読もうと思っていました。読んでみるとなんとうれしい驚き、私たちが提供するSaaS型WAFサービス、Scutum(スキュータム)がリバースプロキシサーバの例として紹介されているではありませんか!
Scutumが紹介されているのは87ページで、上記「プロキシサーバの教科書」の特集の後半です。「クラウド型セキュリティプロキシ」として紹介して頂いています。記事を執筆された株式会社ハートビーツの馬場さん、ありがとうございます。プロキシの例としてAWS Storage Gatewayを取り上げてる辺りに非常にセンスを感じます。私の所属する株式会社ビットフォレストでも、ディザスタリカバリ目的も兼ねたリアルタイムバックアップ用途として、シンガポールのAWS Storage GatewayをiSCSI+Linux RAIDという組み合わせで使っていたりします。
筆者がプロキシサーバを作成し始めた、つまりソケットプログラミングを始めたきっかけも実はSoftwareDesignの特集だったので(その号はまだ記念に本棚に置いてあります)、今回、広告ではなく、通常の記事の中で紹介されるというハプニングは、個人的にけっこううれしいです。
NoSQL vs RDBMSも
今号ではプロキシサーバの他にも、『NoSQL vs RDBMS』というこれまた個人的に非常に大好きなテーマの特集も組まれており、読み応えがあります。とくにVoltDBを実際のサービスで利用された方の記述が読めるのはいいですね。Scutumではサービス開始当初はPostgreSQLでしたが、冗長化構成が非常に簡単であることなどからMongoDBに移行し、そのまま現在までMongoDBで来ています。現状中規模のサービスでのMongoDBの使い心地は非常によいため、この先も当分はMongoDBで行くつもりですが、VoltDBやDatomicなど、新世代のデータベースにも非常に興味があります。